はじめに
こんにちは。キッシュです🧀
私は、私大から国立の大学院(某名門女子大)に外部進学しました。
今はとても楽しいですが、院試の道のりは、絶望的でとにかく辛いことだらけでした。
なので今回は、院試勉強が辛かった話についてダラダラと語りたいと思います。
・外部進学への道のりスタート
私は、高校3年の頃から「食品会社で研究開発をする」という夢がありました。
そのため、「食」についての専門知識を学ぶため、管理栄養士専攻のある私立大学を選び、無事入学しました。
しかし、いざ入学したらコロナで全く通うことが出来ず、思いっきり暇人になりました。
もう本当にやることが無さ過ぎたので、とりあえず「食品会社の研究職」について調べました。
すると、大手食品会社の研究職に就くためには、大学院に進学した方が良いという事を知りました。
うっすら気づいてはいましたが、大手食品会社の研究職というのはひじょーーーーーーーに狭き門らしいです。
狭すぎる門に、想像を絶するくらい大量の応募が押し寄せてきます。
そのため、研究期間の長い院卒の方が、学部卒よりも有利だということには納得できます。
よし、大学院行くしかねえ!
また、どうせ目指すなら、栄養学を学べる大学のトップクラスを目指そうと思って、外部進学を決めました。
大学1年生の春の事でした。
・過去問を見て絶望
とはいえ、当時は学校すら通えていない状態だったので、専門科目の勉強など出来るはずありません。
そのため、大学1,2年の間は、TOEICの勉強に専念しました。
そして、コロナがすこーーーし収まり、大学に通えるようになった大学2年生の後期。
初めて大学院の過去問を見てみました。
まあ、大学でも勉強してる内容だし少しは解けるだろう~
成績も悪くないし♪
だがしかし。
タイトルにも書いてある通り、過去問を見た瞬間絶望しました。血の気が引くとはこういう事かと思いました。
なぜなら、第一問目から聞いたことのない単語のオンパレードだったからです。
それどころか、大学で習っていない&今後習う予定の無い科目が平気で出題されていたのです。(しかも必須問題)
こういう時ってまずは誰に頼るのが良いのかね…。
と思い、まず教授に相談…!ではなく、真っ先にGoogleさんに頼りました。
すると、外部進学生の勉強方法に関して詳細に述べている神記事が見つかり、それを参考に勉強を始めることにしました。
・理解できる気配が無くて絶望
私は、記事を読んだ後、早速教科書を買って勉強を始めました。
しかし、教科書を読んでも一単語も理解できる気配が無く、絶望しました。
自分の大学の教授に教えてもらうのも気遣うから嫌だし、どうしてやろうかと悩みました。
結局、YouTubeに頼って、無事過去問を解けるレベルになりました。
・恩師、教授と話して絶望
私が大学3年の時、研究室の教授(恩師)に「外部の大学院に進学したい」という旨を伝えました。
偶然にも、恩師は私の希望の進学先のOGでした。(学部卒業から博士号取得までずっとその大学)
そのため、院試事情を知っていて、色々と情報を頂きました。
ところが…..。
○○大学の院試はかなり難しいよ。
最近、内部生で落ちた子いるし….。
あなたの成績が良いのは私もよくわかってるけど、院試は簡単ではないよ。
え、ナイブセイ、オチタ…..?????しかも、サイキン?
実は、大学院のオーキャンで、「内部生はほぼ受かる」と聞いてたので、内部生でも落ちたという話を聞いて、震えあがりました。
今の研究室の人数的に、外部生を受け入れるのが難しいかもしれない。
この言葉を大学院の教授から聞いた時は、少し諦めモードに突入しました。
先輩も、研究室の志望者が多い場合、内部生を優先して受け入れるだろうと言っていました。
すなわち、実質的に門前払いの可能性があるということ、門前払いで無くてもトップクラスの成績を取らなければ内部生と競えないということを痛感しました。
そのため私は、とりあえず筆記試験でほぼ満点を取ろうと、自分を追い込みました。
結果、この後にとことん書きますが、燃え尽き症候群になりました。
・電車で呼吸困難
大学4年の前期は、実験、ゼミ、バイト、院試勉強と、鬼ほど忙しかったです。
これを読んでくれてる方も同じ状況では無いでしょうか。
そんな中、移動の電車は私にとって貴重な勉強時間でした。
しかし、院試勉強1カ月前、異変が起こりました。
ある日、バイト先へ向かう電車の中で、いつものようにノートを開いて勉強をしてました。
すると、突然めまいに襲われ、文字を見るだけで気持ち悪くなりました。
そして、気づいたら呼吸困難になっていました。
ここで駅員さんのお世話になる訳にはいかない!!
そう思い、ノートとひとみを閉じ、おとなしく座っていました。
そしたら、体調が回復し無事バイトに行けました。
この時、頭が身体に追いつかなくなるという事を初めて体験し、自分は相当追い詰められていたんだと気づきました。
・落ちることへの恐怖
院試直前になると、落ちることへの恐怖が私を襲いました。
恩師と教授、先輩に言われた言葉が頭の中をぐるぐる回り、不安な毎日を送っていました。
そもそも、私は志望校を一つに絞っていて、落ちた先の事は一切考えていませんでした。
これが、自分を追い詰める原因になっていたのかもしれません。
院試直前になると、内に秘めていた恐怖を日記にぶちまげるようになりました。
その実際の内容がこちら。
まあ、要約すると「受からなかったらどうしよう。不安すぎる。」という内容です。
面接ならもう少し簡潔に言ってくださいと、注意されそうですね。
でも、日記なら誰にも怒られません。
恐怖を自分の中に閉じ込めておくより、日記にぶちまげてしまうと案外心が楽になるのでオススメです。
・仲間がいない
私の周りには、外部進学どころか大学院に進学する人すらいませんでした。
そのため、「同じ境遇」の仲間がおらず、これが想像以上に辛かったです。
例えば、あなたが飲食店でバイトしているとします。
嫌な事があった時、同じバイトの友達に「あの店長マジこの世の果てに飛んでほしい」と愚痴るのと、店長の顔すら知らない友達に愚痴るの、どちらの方が辛さを共有できるでしょうか。
圧倒的に同じバイトの友達だと思います。
それはそうと、お口が悪い…
それと同じで、受験期に辛さを共有できる友達がいないのは精神的にきついです。
大学受験の時は、「受験は団体戦だ!!」と息を荒くして言っていた先生たちを軽蔑していましたが、院試を通じてようやくその言葉の意味を理解できました。
・お風呂で毎晩大号泣
院試一週間前になると、精神が壊れ始め、お風呂の中で音楽を聴きながら大号泣するようになりました。
思い切り泣いたら、一時的にスッキリします。
しかし、一定時間が経過するとまた恐怖に襲われ居ても立っても居られなくなります。
この期間は地獄でしたね。
これが院試の一週間前~二日前まで続きました。
前日は悟りを開いていたので、もはや何も感じませんでした。
〇全て自分が選んだ道
ここからは、過去の自分へのメッセージです。
あなたはなぜ外部進学を選んだのでしょうか。きっかけは何ですか?
誰かに脅迫されたから?命の危険にさらされるから?
違うでしょう。
要するに、自分で選んだ道なわけです。
しかし、精神的に追い詰められると、この当たり前の事を見失います。
これに気づかせてくれたのは、大学の親友です。
私は、院試直前期、就活中の親友に毎日不安をぶちまげていました。
その時親友から言われた一言が、私の心にグサりと刺さりました。
「キッシュ(私)は辛い道を自分で選んじゃったんだもんね….。大丈夫、明るい未来が待ってるはず。」
この時私はハッとしました。
そっか!もっと楽な道がある中で、辛い道を選んだのは他の誰でもない
自分自身なんだ!!
という事に気づきました。
それから、辛くてどうしようもなくなった時、親友の言葉を思い出し、自分を奮いだたせながら勉強を続けることが出来ました。
〇どうしても辛い時
院試勉強がどうしても辛くて辞めたいと感じている時、自分の軸がブレてる状態です。
そんな時は、一度原点に戻り、本来の目的を思い出してましょう。
そうすることで、不安と恐怖でブレブレになっていた自分の軸が、ピシッと整い、再び勉強のモチベーションが舞い降りてきます。
ここまでネガティブな話を聞いて下さりありがとうございました。
もし、辛くてしょうがない時はこの記事を読んで、「院試勉強でこんなに病んだ人がいるんだ!自分はまだマシな方だ!」と思って頂ければ嬉しいです。
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