はじめに
こんにちは。キッシュです🧀私は、第38回管理栄養士国家試験に合格しました。
臨床栄養学は難しい単語や覚えるべき数字が多く、見るだけでやる気が失せますよね。
しかし、「一問一答を丸暗記する」「単語を書いて覚える」より、もっとコスパ良く覚える方法があります。
そこで今回は、コスパ良く国試に受かるための【臨床栄養学】の勉強法について解説します。
POS、カタカナ用語、基準値、病態別栄養管理など、暗記の秘訣を余すことなく伝授します!
なお、臨床栄養学は人体・疾病の進化バージョン(応用版)です。
もし人体・疾病の勉強がまだだよ!って方は、そちらから勉強するのをオススメします。
臨床栄養学の全体像
①臨床栄養の概念
厚生労働省
②傷病者・要支援者・要介護者の栄養管理
③疾患・病態別栄養管理
臨床栄養学は、「暗記する分野」と「理解する分野」にはっきり分けるのは難しいです。
なので、分野別のコスパ良い攻略法をお話します♪
臨床栄養の概念
「臨床栄養の概念」の攻略法はこちらです。
★医療・介護制度
医療・介護制度の問題は、「在宅患者訪問栄養食事指導料の算定要件について、算定回数は月2回を限度に可能である」という感じで出題されます。
厄介なのは、算定回数が食事指導料の種類によってビミョー―に違うことです。
そのため、一問一答で頑張って覚えても、五者択一で出た時混乱してしまいます。
そこで有効なのは、一覧表を使って覚えることです。
一覧表まさか全部自分で作るのかい!?
その必要はありません。
クエスチョンバンクとレビューブックに一覧表がすでに載ってるからです。
ここで、ポイントとしてはこじつけて覚えることです。
例えば、集団栄養食事指導料の算定要件で、「指導時間は1回40分を超えること」とあり、他の算定要件よりも長いです。
そこで、「集団だと一対一の時より指導が薄まるから、他の算定要件よりも長く設定されているんだなア」と勝手にこじつけて覚えます。
このように、意味の無い単語と数字に少しでも意味をつけてあげると、少し覚えやすくなるのでオススメです。
★カタカナ用語
カタカナ用語は、「クニカルパス・・・・医療の標準化◎、ターミナルケア・・・・障碍者と健常者の共存×」 のように、用語と内容の組み合わせで出てきます。
そこで、「カタカナまじ無理~」という方に朗報です。
語源を調べると一発で覚えられます。
例えば、クリニカルパス。
クリニカル=医療、パス=道という意味です。
どうでしょうか。「ソクラテス=無知の知」よりも覚えやすいと思いませんか。
このように、臨床栄養のカタカナ用語は全て語源を調べてコスパ良く覚えましょう♪
傷病者・要支援者・要介護者の栄養管理
「傷病者・要支援者・要介護者の栄養管理」の攻略法はこちらです。
★栄養補給法、POS
栄養補給法の中でも、経腸栄養法、静脈栄養法は頻出です。
ただし、ここら辺は、勉強すればするほどややこしい分野ですよね….。
天然濃厚流動食って静脈栄養の仲間だっけ?
という感じで、用語が1人歩きして所属が分からなくなってしまいがちです。
そういう時は、トーナメント表を作るのがオススメです。
こうすると、天然濃厚流動食は経管栄養剤の一種であることが1発で分かります。
トーナメント表はPOSの流れを覚えるのにも効果的です!
このようにややこしい分野ほど1発で分かるようにまとめるのがコスパ良く覚える秘訣です。
疾患・病態別栄養管理
「疾患・病態別栄養管理」の攻略法はこちらです。
★栄養管理(指示エネルギー量とか)
栄養管理の問題は、覚えなきゃいけない数字が沢山出てきて大変ですよね。
脂質とかタンパク質量を計算する問題が出た時にはもう、問題用紙を破り捨てたくなります。
そんな事態にならないよう、あらゆる疾患の栄養管理が1発で分かる一覧表を作るのがオススメです。
私は、この表を作ってから栄養管理の問題が得意になりました。
1回このような表を作ってしまえば、疾患ごとの栄養管理の違いが一目瞭然ですし、逆に同じ部分は覚えやすくなります。
なお、この一覧表は人体・疾病の勉強をある程度終えて、疾患を理解してから作るのがオススメです。
★基準値
たまに生化学検査の基準値がわからないと解けない問題が出題されます。
そのため、出題されがちな基準値は、ノートにまとめておくと便利です。
ただし、覚え方にコツがあります。
下限or上限だけ覚えればいいのです。
例えば、腎障害の指標であるBUNの基準値は8~20mg/dlです。
しかし、下限である8mg/dlは覚えなくていいです。
なぜなら、腎機能が低下するとBUNは高くなるので上限だけ覚えとけばいいのです。
一方、栄養状態を表すアルブミンは低いとヤバいですよね。
なので、下限だけ覚えます。
つまり、高くor低くなるとヤバい方だけ覚えれば良いんです!
このように、疾患の特徴を踏まえた上で必要な数字だけピックアップすればコスパ良く勉強できるのでオススメです。
まとめ
今回は、コスパ良く国試に受かるための【臨床栄養学】の勉強法について解説しました。
国試勉強は、いかに工夫して楽に覚えるかの勝負です。
丸暗記が得意で好き!だという方はそうした方が良いですが、凡人である私は丸暗記だと覚えられないし、第一楽しくないです。楽しくない事は大嫌いです。(子供か)
長い長い国試までの道のりを、楽しくない気持ちで歩むのは苦しいですよね。
この記事を見て下さった方が、少しでもコスパ良く国試勉強を進めていけることを願います♪
コメント