はじめに
こんにちは。キッシュです🧀
私は第38回管理栄養士国家試験に現役で合格することが出来ました。
自己採点では、168点で、正答率が84%でした。
しかし、本番は、8割以上取れたのですが、4年次の4月の模試では6割くらいでした。
今回は、1年かけて6割から8割まで成績を伸ばすために行った、国試の効率の良い勉強方法についてお話ししたいと思います。
効率の良い勉強方法とは
似たような科目をまとめて勉強する
管理栄養士国家試験の科目数は、以下の9つです。
①社会・環境と健康 |
②人体の構造と機能及び疾病の成り立ち |
③食べ物と健康 |
④基礎栄養学 |
⑤応用栄養学 |
⑥栄養教育論 |
⑦臨床栄養学 |
⑧公衆栄養学 |
⑨給食経営管理論 |
この科目数を見ただけで、先が遠くなりますよね。。。。
ただ、科目名は違えど、扱う内容が似たような科目があります。
まとめるとこうなります。
大きく3分野に分けることが出来ました。
それでは、分野別の勉強方法をお話しします。
人体系
この4科目は人体にまつわる科目なので私は人体系と呼んでます。
科目 | 配点 |
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち | 26 |
基礎栄養学 | 14 |
臨床栄養学 | 26 |
応用栄養学 | 16 |
これらの科目は、暗記ではなく理解することが必須です。
おすすめの勉強手順は、以下の通りです。
まず始めは、人体・疾病を勉強することを強くおすすめします。
人体・疾病は、細胞や生化学の知識から、病態栄養まで幅広い内容を取り扱っています。
そのため、この科目を最初にマスターすることで、後の3科目の内容が頭に入りやすくなり、科目どうしのつながりを意識できるようになります。
配点が高いので、人体・疾病を落すと大変になります!
2番目は、基礎栄養学です。
基礎栄養学は、栄養成分の機能や消化吸収の原理を理解する科目です。
これらは、臨床栄養学、応用栄養学、食べ物と健康を勉強する上で必須となる知識なので、早いうちにマスターすることをお勧めします。
人体・疾病、基礎栄養学をしっかり勉強すれば、臨床栄養学、応用栄養学はその知識を発展させれば解くことが出来ます。
食べ物系
続いて、食べ物系です。
科目 | 配点 |
食べ物と健康 | 25 |
給食経営管理論 | 18 |
これらも、社会系と同様、基本的に何回も復習して暗記する科目です。
おすすめの勉強手順は、以下の通りです。
まず、食べ物と健康は必ず最初にマスターするべきです。
配点が高いうえに、食中毒、機能性成分、食品加工など覚えることがめちゃくちゃ多いです。
特に、食中毒は給食経営管理論の応用問題で出てきます。
そのため、細菌の名前、生育温度など、先に頭に叩き込むと後の勉強が楽になります。
また、調理科学は暗記はもちろん、原理をしっかり理解する必要のある科目です。
これらのことから、食べ物と健康は早い段階で着手しておいて損はないです。
社会系
続いて、社会系の科目です。
科目 | 配点 |
社会・環境と健康 | 16 |
公衆栄養学 | 16 |
栄養教育論 | 13 |
これらの科目は、何回も復習を繰り返して暗記することが必要です。
おすすめの勉強手順は、以下の通りです。
特に、社会・健康と公衆栄養学は、かなり内容が似ています。
例えば、国民健康栄養調査や法律に関する問題は、どちらの科目でもよく出題されます。
ただ、社会・健康を先に勉強すべき理由は、暗記することが公衆栄養学よりも多いからです。
環境汚染、医療保険制度、疫学まで幅広い内容を扱っているため、公衆栄養学よりも早い段階でマスターしておくと安心です。
栄養教育論は、栄養教育マネジメントなど公衆栄養学と内容が少し重複します。
ただ、配点が低く、範囲がそれほど多くないので、後回しにしてもよい科目だと考えます。
応用力試験
最後の砦は、応用力試験です。
配点 | |
応用力試験 | 30 |
一番配点が高く、一番難しいですが、勉強を始めて間もな時は触れないでおきましょう。
人体系、社会系、食べ物系の各分野を十分にマスターした後着手することをお勧めします。
攻略手順
おすすめの攻略手順は以下の通りです。
まず、先ほども述べたように人体系は、理解する必要のある科目です。
例えば、糖尿病の症候には、多飲・多尿がありますが、これらを丸暗記するのはお勧めしません。
という感じで、○○だからこうなるというのを理解すると、内容が定着しやすいです。
時間がかかりますが、一度定着してしまえばこっちのものなので、一番はじめに勉強しましょう。
続いて、食べ物系です。
直前期になって、食べ物と健康に悩まされている友達が数多くいました。
食べ物の知識は、応用力試験にも必要になるので、人体の次に取り掛かることをお勧めします。
最後は、社会系です。
社会系は、正直理解しようがありません。
よかれと思って早い段階から着手しても、すぐに忘れてしまいます。
そのため、人体系、食べ物系を網羅した後、まとめて一気に暗記に取り掛かると効率良いと考えます。
まとめ
管理栄養士国家試験の効率の良い勉強方法は、以下の通りです。
国試は、科目名は違えど、扱う内容が似たような科目があります。
これらを単独で勉強するのでなく、分野ごとにまとめて着手すると、科目ごとのつながりを意識できて非常に効率が良くなります。
この記事が皆様のお役に立てたら幸いです!!
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