【院試直前期】不安を無くす勉強法|外部進学者が解説

院試

はじめに

こんにちは。キッシュです🧀

私は、私大から国立の大学院(某名門女子大)に外部進学しました。

院試勉強中、過去問を解き進める度に分からない問題が出現し、焦った経験はありませんか?

そして、分からない問題を院試直前まで放置して、どの問題が分からなかったかも分からなくなり、漠然とした不安に襲われてしまう。(過去の私)

しかし、ある勉強法でこの漠然とした不安を軽減することが出来ました。

今回は、院試直前期に行うべき、不安を無くす勉強法について、外部進学者の私が実体験に基づいて解説したいと思います。

〇不安を無くす勉強法

そもそも、なぜ不安になるのか。

それは、過去問で解けなかった問題や理解出来ていない分野があるのに、対策出来ていないからだと思います。

そこで、漠然とした不安を無くすには、不安要素を見える化するのがオススメです。

私は、12年分の過去問を解いた後、分からなかった問題と分野をExcelにまとめていました。

下の表は、実際私が院試勉強で作成したものです。

※オレンジが8月、水色が2月の試験

便宜上、この表を【弱点まとめ】と呼びます。

横に出題年、縦に科目名を記入し、当てはまるマスに、分からなかった問題を記入する感じです。

【弱点まとめ】の作り方

【弱点まとめ】を作る上で一番重要なのは、原理が理解出来ていないのか、もしくはイージーミスなのかを明記する事です。

※オレンジが8月、水色が2月の試験

例えば上の表を見ていただくと、H27(オレンジ)の化学に『クライゼン縮合』と書いています。

これは、クライゼン縮合の原理を理解出来ていないという事なので、YouTubeや分かりやすい参考書で理解します。

一方、H28(オレンジ)の分析化学の『パセリ計算ミス』は、その名の通りパセリが出る問題で計算ミスをしてしまったという事なので、計算方法を見直します。

このように、なぜ間違えてしまったかをまとめる事で、自分の弱点が一目で分かるので、漠然とした不安が軽減します。

続いて、イージーミスの対策方法をご紹介します。

【イージーミスまとめ】の作り方

人間というのは意識しないと、何度も同じミスを繰り返します。

イージーミスがその典型的な例であり、甘く見ると致命的な失点につながりかねません。

一方、【弱点まとめ】と同じ要領で【イージーミスまとめ】を作る事で、イージーミスがググっと減ります。

下の表をご覧ください。

縦に問題の種類、横に「どんなミス」をしでかしたのかと、その解決策」を記入します。

例えば、私は問題中の「○○溶液を10倍希釈した」という文を見落とし、単位変換を忘れて最後の濃度が間違っているという事がよくありました。

そこで、まずは『どんなミス』の欄に、『単位が一個ずれる、値の換算ミス』と書き、やりがちなミスを見える化します。

次に、同じミスを繰り返さないための対策方法を自分なりに考えます。

私の場合、『解決策』の欄に『希釈分を取り戻す時注意』と書きました。

このように、自分で解決策を考えるステップを踏むことで、イージーミスに対する認識が高まります。

その結果、同じような問題が出た時に「あーそいえば、自分こういう問題でやらかしがちだから気をつけよう」と思いだせるので、イージーミスによる勿体無い失点を防げます。

〇まとめ表を作る時期・活用方法

ところで、このまとめ表って院試直前に作っても意味なくない!?

いいえ。むしろ院試直前期(大体1,2週間に作った方が効果的です。

【弱点・イージーミスまとめ】は、不安要素を見える化して、効率よく院試対策するというのが目的です。なので過去問を解き終えなければ、そもそも不安要素自体、見えてきません。

よって、手持ちの過去問を全て解いて答え合わせをした後、つまり院試直前期に作るのが妥当です。

また、このまとめ表があれば、電車の中や、院試前日などの時間が無い時にも必要な所だけサクッとおさらいする事が出来るので便利です。

直前期こそ効率重視の勉強を!

院試直前期に不安に襲われるのは、当然のことだと私は考えています。

キッシュ
キッシュ

私なんて不安過ぎてお風呂の中で大号泣してました

しかし、不安だからといって、やみくもに他の参考書に手を出したり、他の大学の院試問題を解いてみたり、教科書の難しい問題に挑戦してしまうと、余計に不安が募るばかりです。

一方、今回ご紹介した【弱点・イージーミスまとめ】を作れば、自分の弱点を目で見て認識できるので、短期間の間で濃度の濃い勉強を行えます。

また、問題が解けない原因を根本的に探り、対策をする事が出来ます。

是非、院試のお供として活用して下さい(^^

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