はじめに
こんにちは。キッシュです🧀私は、第38回管理栄養士国家試験に合格しました。
委員会が多すぎてややこしい!(食品安全委員会のこと)
食べ物と健康は、食品成分名はもちろん、食品衛生法などの法規まで、覚えることがとにかく多くて大変ですよね。
ただ、全部「一問一答を丸暗記する」「単語を書いて覚える」のではなく、分野によって勉強法を変えるとより効率的です。
そこで今回は、知識0からコスパ良く国試に受かるための【食べものと健康】の勉強法について解説します。
この記事では、「暗記する分野」の勉強方法を説明します。
ちなみに前回の記事では、調理中の成分の変化、物性など、「理解する分野」の勉強方法を説明したので是非併せてお読みください。
食べ物と健康の全体像
①人と食べ物
厚生労働省
②食品の分類、成分および物性
③食品の機能
④食品の安全性
⑤食品の表示と規格基準
⑥食品の生産・加工・保存・流通と栄養
⑦食事設計と栄養・調理
「暗記する分野」
改めてみると本当に覚えることが多すぎてイジメですよね。
しかし、分野によって勉強法を柔軟に変える事で、コスパ良く攻略できるので心配無用です!
①食中毒、食品添加物
なぜ?どうして?
食中毒の勉強を始める際は、まず「なぜ?どうして」を読むのがオススメです。
この参考書は、タイトル通り給食経営管理論についての内容が中心ですが、食中毒についてもたっぷり解説されてます。
しかも、ストーリー仕立てなので漫画のようにスラスラ読めるし、頭にスーッと入ってきます。
参考書をゆっくり読んでる時間なんてないよ!(怒)
最初から暗記ゲーに走った方が早いやん!
そう思われる気持ちも十分分かります。
しかし、食中毒菌の特徴が書かれている一覧表をひたすら暗記するのも結構時間がかかりますし、何より死ぬほどつまらないですよね。
それだったら、参考書を読んで少しでも楽しく覚えた方がコスパが良いと私は思います。
私自身、食中毒なんて丸暗記するしかないと思っていたのですが、この参考書を読んでから「なるほど!」と納得出来ることが多く、記憶にも残りました。
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少数派だけ覚える
なぜ?どうして?を読んで、メジャーな食中毒菌の特徴をつかんだら、次はレビューブックの一覧表でその他の菌について勉強します。
この時のポイントは、少数派の菌だけを覚えることです。
例えば、菌の酸素要求性を覚えたい時、片っ端から全部覚えずに、少数派である偏性嫌気性菌と微好気性菌だけ覚えるのです。
偏性嫌気性菌はボツリヌス、ウェルシュ、微好気性菌はカンピロバクターだけ!それ以外の菌は全部通気性デス。
同じ要領で、潜伏期間を覚える時も、大多数の菌より長い菌(or短い菌)だけ覚えるようにしてみてください。
覚えることを少なくすることで、圧倒的にコスパよく覚えられます。
ゴロで覚える
上記の方法で勉強しても、覚えきれないところはゴロでコスパ良く覚えてしまいましょう。
私は、YouTuberの管栄通宝さんの動画を見て寄生虫と食品添加物を覚えました。
1つの動画約10分で、2,3回繰り返し見れば頭にこびりついて離れなくなります。
「管栄通宝 食中毒/添加物 覚え方」と検索すればすぐにヒットします。
②食品の分類、三次機能
食品の分類は、レビューブックに分かりやすくまとまっているので、そちらで覚えるのが近道だと思います。
ただ、食品の三次機能(トクホの関与成分)はカタカナがあまりにも多すぎてとても覚えられる気がしませんよね。
そういう時は、臓器のイラストと共に覚えるのがおすすめです。
例えば、「コレステロールが高めの方に適する食品」を覚えたいとします。
キトサンがコレステロールを捕まえて、便として排出してる様子を表しているイラストです。(壊滅的な画力ですが)
同じように、植物ステロール、アルギン酸ナトリウムなど、他のコレステロール系食品も同じ図に書き込みます。
このように字面だけで覚えるより、食品の成分が身体のどの臓器に効いているのかイラストを描いてイメージすると、圧倒的に覚えやすくなります。
ちなみに、画力なんて無くて大丈夫です。自分が分かればそれで充分です。
むしろ、壊滅的な絵が頭にこびりついて覚えやすくなるはずです(笑)
③食品の表示、規格基準
「食品安全委員会は、内閣府に設置されている。」(正解)
「食品安全委員会は、食品添加物のADIを設定する」(正解)
こういう設問は、知っていれば秒で解けるので、落とすのは非常にもったいないです。
しかし、私はそもそも内閣と内閣府の違いとか全く分からないし、興味もなかったので食品の表示とか規格基準の問題が物凄く苦手でした。
そこで思いついたオススメの方法は、トーナメント表を作ること。
このように、内閣、内閣府、厚生労働省、食品安全委員会…などの単語を別々に暗記せずに、どこに誰が所属していて何をやってるのかを一目見て分かるようにした途端、圧倒的に覚えやすくなりました。
④日本食品標準成分表
日本食品標準成分表はややこしいもので、5年に1度改訂されます。
そのため、レビューブックで変更点の概要を掴みましょう。
さらに、視覚だけではなく聴覚を利用するために、YouTubeを見て変更点を確認するのがオススメです。
今はほんとに便利な時代で、Youtubeで「日本食品成分表」と検索すると、改訂ポイントを解説してる動画がズラっと出てきます。
文を読んで分からなくても、他人が説明してるのを聞くと「そーゆーことか笑」と納得することが多いので是非活用してみてください!
まとめ
今回は、知識0からコスパ良く国試に受かるための【食べものと健康】の勉強法について解説しました。
何度も言うように、「食べ物と健康」は覚えなければいけない事が多すぎて大変です。
しかし、覚え方を工夫することで時間と労力をいくらでも少なくできます。
慣れてくると、工夫すること自体に面白みを感じるようになります。
これを読んで下さった方が、少しでもコスパ良く国試の勉強を進められる事を祈ります!
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